Zenfone 2のバッテリー容量はカタログスペックでは3000mAhです。これはスマホにしては結構多い方です。
ですが、Zenfone 2はディスプレイも5.5インチと大きいですし、本体もそれに比例して大きめです。
実際3000mAhでどれくらい持つのでしょうか?大きいディスプレイを支える程のバッテリー容量なのでしょうか?
今回は実際にいくつかのパターンでバッテリーが何時間持つのか実験してみました。
果たして結果はどうなったのでしょうか…
目次
実験条件
実験条件としては、実際に使っている状態に近くなるように
- 10個ほどアプリをバックグラウンドで立ち上げている状態
- 省電力モードはOFF
- バッテリーを消耗させるアプリの…という項目にチェックを入れない
で行っています。最後の項目の意味がよくわからないかもしれませんが、要はZenfone 2に搭載されている省電力にするための機能を全て使わないための措置だと思ってください。
計測時間は1時間です。全ての実験はバッテリーが「100%」の状態から開始しています。
そしてそこからどれくらい減ったかをキャプチャし何時間で100%使い切ることになるかを計算して割り出しています。
では早速実験してみましょう!
スリープ状態で何時間持つか
まずはスリープモード(画面が真っ暗の状態)にして放置してみます。この場合1時間開けただけではバッテリーは1%も減らないので、この実験だけ特別に10%減るまでの時間を測ってみました。
以下の2つの画像が10%減る前と後の画像です↓

スリープモードで放置する前

放置してバッテリーが10%減った状態
どうでしょうか。10%減るのに前の日の19時50分から、次の日の13時10分までかかっているので、17時間20分経っています。
したがってスリープモードで放置していた場合100%を消費するには173時間20分必要になります。
約7日間ですね。正確には7日間と数時間なので、1週間は全く触らない状態で放置していても電池はギリギリ持つということになります。
これは長いのか短いのかわからないですが、これだけ持てば十分じゃないでしょうか。
ディスプレイが映っている状態で何時間持つか
ディスプレイが映っている状態で放置してみます。ただディスプレイが映っているだけで何もせず放置するという状況はまずないと思いますが、参考までに見ていただけたら結構です。
今回は、設定>電池の状況を見る画面で放置します。
以下の画像が1時間放置した後の電池の減り具合です↓
8%減っています。
基本的には画面がバッテリーを使用していますが、Wi-Fiでの通信も意外と放置しているだけでされているようですね。
100%全てのバッテリーがなくなるには、12.5時間必要な計算になります。
要するにスリープモードにならず画面がずっと映っている状態でも12.5時間持つということですね。
動画を流し続けて何時間持つか
動画を流し続けて何時間持つかも試してみましょう。
今回は使用した動画は以下の動画です。
ちょうど1時間ぐらいの長さの動画を探したらこれがすぐに見つかったので使用しました。他に特別な理由はありません。
音量は最大音量の半分で、Zenfone 2のスピーカーから音を出しています。画面はちょうど真ん中の明るさです。
これらの環境で今回は実験を行いました。
以下の画像が1時間放置した後の電池の減り具合です↓
15%減っています。
やはり画面表示に一番バッテリーを取られています。が、それと同じくらい通信と動画の再生のためのCPUでの処理に使われています。
100%全てのバッテリーがなくなるには、約6.7時間必要な計算になります。
動画をずっと見続けていても、6時間は持つということですね。これは結構持つといえるのではないでしょうか。
ネットサーフィンをし続けると何時間持つか
これはかなり主観的な実験になってしまいますが、管理人自身が1時間Zenfone 2でネットサーフィンをしてみるとどれくらい電池が減るのかを計測します。
閲覧するサイトは「はてなブックマーク」のトップページから選びます。←Googleで検索することは今回しません。純粋にサイト閲覧を1時間続けます。
閲覧するサイトにYouTubeやニコニコ動画などの動画投稿サイトは含みません。文字と画像のみが含まれる普通のサイトを閲覧します。
閲覧したサイトの数は20ぐらいだったと思います。文章はきちんと最初から最後まで読みます。
使用したブラウザは「Chrome」で、データセーバー機能は使用していません。デフォルトの状態です。
以下の画像が1時間ネットサーフィンした後の電池の減り具合です↓
13%減っています。
例によって画面表示に一番バッテリーを使っていますね。その次に「Chrome」アプリの処理です。意外と消耗しますね。
動画を見続けるのと同じくらい消耗することに驚きでした。一回一回のページの読み込み等では動画よりも少ないかもしれませんが、それを何回も1時間の間に繰り返すので結果として同じくらいバッテリーを消耗してしまうのでしょう。
100%全てのバッテリーがなくなるには、約7.7時間必要な計算になります。
これを長いと見るか短いと見るかは人によって意見が分かれそうですが、私は思ったよりは短いなという印象です。もう少し長く持つと思っていました。
ですが、これも省電力措置を何もせず、Chromeのデータセーバー機能も使っていません。
それらを使用すればもっと長く持つはずですので、それならば予想通りなバッテリーの持ちになりそうです。
まあ、一日中ネットサーフィンをすることなんてありませんから、これくらい持てば十分すぎるぐらいですけどね(笑)。
実際に1周間いろいろ使ってみた感じではどうか
管理人自身が1周間普通に使ってみたバッテリーの持ちに関する感想を最後に書こうと思います。
私は普段は電話やメールは多い方ではありません。スマホの用途はもっぱらネット閲覧とゲームです。
ゲームは高負荷な3Dゲームからパズドラなどの低負荷なゲームまでいろいろです。ネットもいろんなページを閲覧します。文字ばっかのものもあれば画像ばっかのものもあります。
ですが一日の使用回数ははそこまで多くはありません。このようにネットの記事を書いたり他のこともいろいろしているので、1日の中でスマホを触る時間は合計すると2~3時間です。
そんな人間が使ってみたところ、バッテリーは特に省電力を意識しなくても丸2日は使えました。
これはあくまで私に限っての話で、旅行中で一日中カメラを起動して写真を撮っていたとか、動画を見続けていたとかそういう場合は、1日持たないかもしれません。
ですが、普通はスマホとずっとにらめっこして使っている人なんていないと思います。そういう場合は1日以上は必ず持つと言ってもいいでしょう。
それくらいにはバッテリーがあります。普段使いならよほど使い方が荒くない限り2日に1回くらいの頻度で充電すればいい感じです。
それでも高負荷なゲームをしていると1日持たないです。ゲームのし過ぎには健康的にも良くないので程々にしましょう。
まとめ
今回はバッテリーの持ちを、いくつかのパターンで計測してみました。
動画を見続けるのとネットサーフィンし続けるのは同じくらいバッテリーを消耗することに驚きました。
ネットサーフィンはなんだかんだ画面表示が頻繁に変化するので、それでバッテリーを消耗していたのだと思われます。
今回の実験では省電力モードにしたり、バックグラウンドのアプリのバッテリー消耗を減らしたりということは一切していませんので、それらの省電力措置を行えばもっと持ちが良くなると思います。
今回のはあくまで何もしていないとこれくらい減りますよという参考程度のものです。
実際に使うときはいろいろ省電力対策をしてみてください。
しかしながら、省電力対策を行っていないにもかかわらず結構バッテリーの持ちは良いように感じました(3000mAhもあるから当然かもしれませんが)。
ディスプレイが大きいので基本バッテリーは画面表示に一番使われていましたが、それでも一日持たせるには十分なバッテリー量なので平日も休日も安心して使えそうですね。
Zenfone 2のレポートを他にも色々と書いてるので、よければどうぞ:Zenfone 2の実機レポートと使い方
Zenfone 2の詳細情報を紹介しています:Zenfone 2カメラもすごい!高性能の割にリーズナブルなSIMフリースマホを紹介!
「Zenfone 2のコンパクト版」だけどバッテリー容量が「2,400mAh」もあるZenfone 2 Laserについて詳しくは→「Zenfone 2 Laser」はZenfone 5の完全なる後継機!新時代のコスパ最強スマホはコレだ!
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