格安SIM×SIMフリースマホという選択肢が出てきた昨今、キャリア以外からスマホを選ぶことができるようになり、スマホの選択肢はより多くなってきました。
そんな中で自分にとってちょうどいいスマホを選ぶにはどうしたらいいでしょうか。
う~んと悩んでこんなかんじになってしまう時もあります。
デザイン、サイズ感、機能面、スペック(性能)と選ぶ基準はいろいろあると思います。
デザイン、サイズ感、機能面に関しては商品写真や実機を触るなどして分かるところも多いと思いますが、スペックに関しては見るべき項目が多くかつどういったところを注目するべきなのかわからずに見ている場合も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、スマホを選ぶときに必要になる「スペックの見方」をお伝えしたいと思います。
内容的には幾つもあるスマホのスペック項目の紹介とそれの選ぶ基準などを書いていこうかと思います。
重要なスペック項目について
ここでは、スマホを選ぶ際に重要になってくるスペックについて解説します。
各項目の説明の後には標準的なスペックがどれくらいなのかを明示しています。スマホを吟味する際の指針として利用してください。
CPU
まずはCPUです。CPUは人間で言うと脳みそに相当する部分で。スマホのあらゆる行動の処理を行います。
スマホのCPUはパソコンと違って種類がちょっとおおいのでわかりにくいです。しかし、CPUとして重要なことは「クロック周波数」と「コア数」なのでどの会社のどのCPUなのかはそんなに意識しなくていいと思います。
クロック周波数は1.4GHzとか2.1GHzとかで表される数字のことです。CPUの性能はこの数値が高いほど処理能力が高い事になります。なので、こだわりがなければなるべくこの数値が高いものを購入するといいでしょう。
続いてコア数に関してですが、コア数はスマホの中にCPUが何個搭載されているかというのを表すものです。デュアルコア(2つ)、クアッドコア(4つ)のように表記されます。
最近ではオクタコア(8つ)なんていうものも登場しています。コア数が多いほど並列で処理する能力が高いことになります。分担処理ができるので、元々のCPUのクロック周波数が低くても、処理できる能力が上がります。
CPUに関してはクロック周波数もコア数も数値が高ければ良いということになります。
標準的なスマホのCPUはクラス毎に分けると以下の表のようになります。
クロック周波数 | コア数 | |
ロークラス | 1.0GHz | 1 |
ミドルクラス | 1.2~1.8GHz | 2or4 |
ハイクラス | 2.0GHz~ | 4or8 |
メールや電話、ネット閲覧といった最低限の事ができれば良いならばロークラスレベルのCPUで大丈夫だと思います。
ミドルクラスだとそれに加えて3Dバリバリのゲーム以外のゲームアプリができるようになります。
ハイクラスになると市場にあるどんな美麗な3Dゲームアプリでもできるようになります。
普通の人はハイクラスまでは手を出す必要はないと思います。
メモリ(RAM)
メモリ(スペック表ではRAMと表記されている事が多い)はCPUが処理を行うための作業台のようなものです。処理したい内容をメモリ上に並べて処理しやすくするためのものです。作業台は大きほうが色んなモノが並べられて作業がしやすいですよね。
こういった特性を持つので、メモリに関してもCPUと同じで数値が大きければ大きいほどいいということになります。数値が大きいほどたくさんアプリを起動していても処理が遅くなりにくいです。
標準的なスマホではメモリは2GBのものが一番多いです。最近のアプリ事情を鑑みると1GBあれば少々心もとないですが大丈夫な範囲です。なので2GBあれば問題なしといったところです。近頃はこれらより多い4GBの機種が登場してきましたが、これだけあれば現状は完全無欠という感じです。特に不安はありません。
ストレージ(ROM)
ストレージ(ROMと表記されることが多い)に関してはあまりいう必要はないと思いますが一応。皆さんご存知のとおりストレージはデータをどれだけスマホの中に保存できるかというものです。
多ければ多いほどたくさんアプリや写真、動画、テキストを保存できるので多いに越したことはないです。スマホによっては外部ストレージとしてSDカードを利用できるものがあるので、それらの場合は本体の容量はあまり多くなくてもいいでしょう。
一つ注意なのが外部ストレージにはアプリのデータを保存することはできないので、アプリを大量にインストールするひとは本体の容量に余裕があるスマホを選ぶようにしましょう。
一般的なスマホはストレージ容量が16GBのものが多いです。16GBでも十分な人は多いと思いますが、不安な人は32GBや64GBのモデルを選ぶようにしましょう。
ディスプレイ性能
※長めなので注意
ディスプレイの種類
意外と知らない人が多いのがこのディスプレイ性能です。まずはスマホのディスプレイに使われている方式を表に書き出してみます。
種類 | 方式 |
TFT液晶 | TN方式 |
VA方式 | |
IPS方式 | |
IGZO | |
有機EL | なし |
このようにスマホのディスプレイにはTFT液晶と有機ELに分かれます。
TFT液晶ディスプレイは方式の異なるものが4種類あり、TN方式は従来の液晶ディスプレイに使われていた方式でこのなかでは最も基本的なものです。
VA方式はTN方式よりもさらに視野角(画面の見える角度)を広くし、コントラスト比の高い鮮やかな画面を実現しています。鮮やかさだけだとこの後説明するIPS方式のディスプレイよりも綺麗に見えます。
そしてIPS方式はVA方式よりも視野角が広くなり、コントラスト比は抑えめになりより自然に近い映像を出力できるようになっています。視野角が広いのでどこから見ても鮮やかに見えるのが特徴です。
現在多くのスマホでIPS式のTFT液晶が使われています。
有機ELはディスプレイの構造自体が異なり、液晶のようなバックライトを必要とせず、電流を流すと発光する有機物質を利用したディスプレイです。液晶よりも薄型化、軽量化できます。また輝度や視野角が優れておりバックライトがないため消費電力も液晶より少なくなります。しかし、バックライトが無いので液晶より明るさが劣るという欠点もあります。製造コストが液晶に比べ格段に高いので、スマホに有機ELを採用している機種は少ないです。
ピクセル数
ピクセル数はディスプレイに並んでいる画素の数を指します。クラスごとに分けてみるとだいたい以下の表のようになります。ピクセル数が多いほどきめ細かい映像や画像を映し出す事ができます。
ピクセル数(横×縦) | |
ロークラス | 480×320 800×480など |
ミドルクラス | 1280×720 |
ハイクラス | 1920×1080(FullHD) 2560×1440 |
解像度(ppi)
解像度は1インチの中にいくつピクセルが表示できるかを表します。この数値が大きいほどディスプレイ内のピクセルの密度が高くなるので、より高精細な映像や画像を映し出すことが可能になります。
ピクセル数が多くてもディスプレイが大きすぎると解像度は下がってしまいます。
なのでディスプレイの数値を見るときは、ディスプレイサイズに対してどれだけピクセル数があるかで判断しましょう。解像度の数値がそのまま表記されている表なんかはその数値がより高いほうが良いということになります。
一般的なスマホの解像度は340ppi程度で、これくらいあればかなり綺麗に映ります。また5インチのものなら、ピクセル数は1280×720ないし1920×1080あればとても綺麗に映ります。ただ、ディスプレイの発色や発光具合によっても少し綺麗さが変わってくるので、実機を自分の目で確かめるのが一番確実ではあります。しかしそれができない場合(ネット販売限定のSIMフリー機種など)は出来る限りレビュー記事またはレビュー動画等を参考にしましょう。
最近では400ppiを超えるものも少なくないですが、そんなに必要なのかは疑問です。人間の目からすると、よくわからないというのが現実でしょう。解像度は一般的な程度で十分綺麗なのでそればかりを追うのはあまり得策ではないです。
カメラ性能
カメラの性能の場合スペック表には画素数が表記されていることが多いです。画素数は多いほどキメの細かい写真を撮ることができます。
しかしこの画素数、写真の質に大きく関係する要素なのですが、スマホの写真の良さというのはそれだけでは決まらない難しいものなのです。
例えばiPhone 6は画素数が800万画素と、他のハイエンドスマホが軒並み1000~2000万画素ある中からすると少なすぎるぐらいですが、スマホ毎に撮れた写真を比較して評価する記事を幾つか拝見しても、上位のランクにいる事が多いです。
これはスマホによって撮れる写真の色調が違うためです。写真の綺麗さとは人間にとって自然に見えるかどうかが大事なのです。青色が強すぎたり赤色が強すぎたりすると、写真自体はきめ細かく写っているのにどうも綺麗に見えないということが度々起こります。色のバランスが重要になってくるのです。
また、レンズによっても撮れる写真の質は変わってきます。レンズの枚数や大きさ、集光性などの要因によって写真の明暗が変わってくるからです。明るすぎても自然ではないし、暗すぎたら見づらいとなかなか難しいものです。
キメ細かい写真なのに「青色強すぎ、赤色強すぎ」、「明るすぎ、暗すぎ」なんて写真はとてもじゃないけど人間には綺麗な写真に見えません。
スマホに限ったことではありませんが、デジタルカメラの写真と言うのは画素数だけでなくてレンズの良さや色調などいろんなの要素が総合的に合わさって一枚の写真の質を形成しているということを知っておいてください。
画素数は多いほうがいいですが、決してそれだけでは写真の質は決まらないということです。
なのでスペック表を見ただけではなかなかカメラの性能はわからないというのが正直なところです。
この記事の主旨には反してしまいますが、スマホのカメラの性能をちゃんと知りたいなら、実際のレビュー記事や動画を見ることをおすすめします。手ぶれ補正のこともよく分かるかもしれません。
最後に参考までにどれくらいの画素数のスマホが多いのかクラス毎に分けて表にしておきます。
画素数 | |
ロークラス | 200万画素、500万画素 |
ミドルクラス | 800万画素、1300万画素 |
ハイクラス | 1600万画素、2070万画素 |
画素数は大事。だけどそれだけで写真の質は決まらないので、実際のレビューを見るのが一番手っ取り早いです。レビューは機種名で検索すると結構見つかるのでおすすめ。もし迷ったら、画素数の多いスマホを選んでおけば失敗は少ないです。画素数が多いほうがいい写真が撮れる可能性は高まります。
バッテリー容量
バッテリー容量の数値は大きければ大きいほど連続待受時間等々、スマホを連続で起動しておける時間が長くなります。
しかし、スマホの機種、利用するアプリ、動画を見る時間等々で連続起動時間はかなり変化します。なのでより正確に知りたい場合は各スマホのレビューなどを参考にするといいでしょう。
2000mAh前後が標準的なスマホのバッテリー容量です。最近ではより容量の多い2500mAh以上のスマホが増えてきました。中には3000mAhを超える大容量のバッテリーを積んだハイエンドモデルもあります。
3000mAhを備えた、Zenfone 2のバッテリー持ちを実機を使って調べたので参考までに見てみてください→【実験】Zenfone 2のバッテリーはどれくらい持つのか?
対応周波数
この話題は主に格安SIMを利用する人にとって大事な話です。※これもちょっと長め
対応周波数はスマホそれぞれが接続することが可能な電波の周波数のことです。3大キャリアであるdocomo、au、softbankはそれぞれ長さの異なる周波数の電波を用いてあらゆる場所で通信が行えるように通信事業を運営しています。
周波数を変えると下の図のように波形が変わります。上のような低い周波数だと速度は遅いけれど、回り込みやすい性質なので遠くまで電波が届きやすいです。反対に下のような高い周波数だと電波の速度は速いけれど、建物などにぶつかりやすく電波の強度が弱まりやすく遠くまで届きにくいという性質をもっています。一長一短なのです。
このようにして、3大キャリアはいくつかの高さの周波数を用いることで日本全国どこでもつながるように工夫しているのです。
日本でもキャリアによって保有している周波数帯は違いますし、海外でもそれぞれの事業者で様々な周波数帯を保有しています。そのため、スマホ側はいろんな周波数の電波を受け取ることができるようになっているのが望ましいです。
スマホ側にはそれぞれどの周波数帯に対応しているかが予め設定されていて、スペック表にそれが表記されています。すべての電波を識別できるようにするためにはコストがかかるのか、どのスマホも一定数の周波数にしか対応していないことがほとんどです。
例えば日本で発売するモデルでは主に日本のキャリアの周波数には対応しているが、海外モデルのものはあまり対応していないこともあります。
このスマホが対応している周波数帯をバンドと読んだりします。なのでスペック表にも周波数の数字が明記されているものもあればバンド1とかバンド3とかといった表記の仕方がしてあるものもあります。どちらも意味合いは同じです。
日本のキャリアが保有しているLTEの周波数またはバンドを表にしてみましょう。周波数の単位は気にする必要はありません。数字が違うから違う電波なんだなと思ってもらえれば問題ありません。
キャリア | LTEの周波数(バンド) |
softbank | 700MHz(バンド28)、900MHz(バンド8)、 1500MHz(バンド11)、2100MHz(バンド1) |
au | 700MHz(バンド28)、800MHz(バンド18)、 1500MHz(バンド11)、2100MHz(バンド1) |
docomo | 700MHz(バンド28)、800MHz(バンド19)、 1500MHz(バンド21)、1800MHz(バンド3)、 2100MHz(バンド1) |
特にSIMフリースマホの場合に重要ですが、格安SIMを利用しようとする場合大抵docomo系列のMVNOを選択することになるので、この表のdocomoが保有している周波数帯とバンドに対応しているかスペック表をよく見ましょう。au系列のMVNOも同様です。
一つ注意なのが、スペック表によっては単位がGHzで表されていることがあります。それらはMHz表記の数字を1000分の1した数字になります。適宜読み替えてください。
LTEが重要なので、格安SIMを利用する場合はdocomoとauが保有しているLTEの周波数に対応しているかを確認するようにしましょう。また、低周波数帯と高周波数帯どちらにも対応していることが望ましいです。docomoならバンド1,3,19に対応しているのが望ましいです。
Wi-Fi
Wi-Fiの項目にはよくa/b/g/n/acというようにローマ字が表記されています。これらの文字はWi-Fiの通信規格を表すもので、なるべく多く対応している方が望ましいです。文字の前に「11」という数字がついて11a/11b/11g/11n/11acというような表記がされていることもありますが、意味は同じです。
どちらも正式名称である、IEEE802.11a~acという名前の略称です。
最新の規格である「ac」では通信速度最高6.93Gpsというよくわからないレベルの速さを理論値ではたたき出しています。
とにかく従来よりも高速な通信が可能になるので、できれば「ac」まで対応しているスマホを購入したいところです。「ac」で通信するにはスマホだけでなく、Wi-Fiルーターもacに対応している必要があります。
最後に参考までにa/b/g/n/acそれぞれの特徴を示しておきます。
規格 | 周波数帯 | 特徴 |
a | 5GHz | b,gと比べて、家電製品との干渉を受けにくいが、壁などの障害物に弱い。 |
b | 2.4GHz | 一番普及している規格。伝送距離が長いため、屋外にも強い。 |
g | 2.4GHz | bと互換性があり、bより通信速度が速い。 |
n | 2.4GHz または 5GHz |
複数のアンテナを組み合わせる「MIMO」という技術を利用し、上記3つよりも速い通信速度を実現している。 |
ac | 5GHz | Wi-Fi通信で一番新しい規格。帯域幅を拡大したり変調信号の多値化、MIMO方式の拡張などにより、nの約11倍もの高速化を実現している。 |
周波数帯という言葉が出てきましたが、これはあまり気にする必要はないと思います。現在販売されているスマホはほぼすべてが、a/b/g/nに対応しているので、従来のWi-Fiルーターを使えば問題なく通信ができます。
5GHzだと今までより速度が速く、なおかつ他の家電の電波と被らず電波が弱まりにくいため最近注目されています。最新の規格であるacでは5GHzのみが使われているのもそのためです。
なるべくa/b/g/n/acすべての規格に対応していることが望ましいです。ですが、acに関しては対応していなくても特段不便なことはありません。対応していたら今までより高速な通信が可能だということを覚えておきましょう。a/b/g/n/acの中から3つほどしか対応していない機種もありますが、速度的に他の機種より見劣りするだけで、使用は可能なので心配はいりません。
その他のスペック項目について
ここでは上記の基本的なもの以外のスペック表に載っている項目についてそれぞれ簡単に解説します。
テザリング
機種によってはできないものもあるが、大抵の機種なら対応している。出先でスマホの電波を使いパソコンやゲーム機など他の電子機器をネットに繋げるときに役に立つ。
勘違いしやすいが、スマホがテザリング機能を搭載していさえすれば、格安SIMでもテザリングが可能。
GPS
ナビなど様々なアプリで利用される重要な機能。そのため、GPSが搭載されていな機種は殆ど無い。なのでこの項目に関してはあまり気にする必要はない。一応スペック表を見てあるかどうか確認しておこう。
センサー
タッチセンサー、ジャイロセンサーを初めスマホにはあらゆるセンサーが搭載されている。用途は多種多様だが、案外利用されていないものの一つである。
タッチセンサーはスマホがタッチパネルであるため当たり前に搭載されている。またジャイロセンサーも傾きなどを測定するためにこれも当たり前に搭載されているので、心配はいらない。
その他のセンサーに関しては、意外と利用していないものなので、搭載されている機種とされていない機種が様々である。
だが、なるべく多く搭載されていることに越したことはないので、スペック表にどんなセンサーが表記されているか確認しておこう。
連続通話時間、連続待受時間
この2つはバッテリー容量が多いほど長くなる傾向にある。しかし、機種ごとの電力消費量も関係してくるので一概には言えない。
この項目もなるべく長いほうが望ましいが、あまり参考にならないのでこの数字に神経質になる必要はない。
ワンセグ、フルセグ
キャリアのスマホだと搭載されている事が多い。iPhone系はキャリア、SIMフリー問わず搭載されていない。あったら便利だが、案外利用していない人が多いであろう機能の一つ。
どこかのテレビ局から料金の徴収に利用されてしまうことがあるので、搭載されていて困った人も多いのではないだろうか。
外部アダプターから接続して一時的にテレビが見れるようになる周辺機器もあるので、搭載されていていなくても問題ない機能ではある。
防水
防水は機種によってまちまちである。iPhone系はこの機能はない。できれば合ったほうが嬉しい機能であるのは確かである。
しかし、防水と言っても水の中に浸して利用するのは好ましくない。場合によってはそれで壊れる可能性も十分にあり得るため注意が必要。防水を過信しすぎてはいけない。
防水はあくまで、水のあるところに誤って落としてしまったり、水が何らかの影響でスマホにかかってしまった時や雨にある程度濡れても大丈夫なようにスマホを守ってくれる機能だと覚えておこう。
また、防水と書いてあっても水に浸してはいけないものや浸しても大丈夫なものなど、その程度は様々なので注意しよう。その程度がよくわからない場合は水場で使うのは避けたほうが良い。
もしこの機能がなかった場合は防水カバーなどがあるので、それを利用するのはひとつの手である。
特にiPhone系は防水カバーが充実していて、普通のカバーと見間違うほどデザインに凝っているものもある。
赤外線
最近では必要性がなくなってきたのか、赤外線機能を搭載しているスマホ機種は減ってきた。
もし自分のスマホが赤外線に対応していても、相手のスマホが対応していなければ意味が無い。
今ではアドレスの交換などもQRコードを発行してそれをカメラで読み込んで交換できるようになっている。
無駄な機能を省きスマホをよりスリムにしたいというメーカーの意向もあって赤外線機能は搭載されていない事が多い。
これからスマホの購入を考えている人にとっては、特段無くても困らない機能といえる。
おさいふケータイ
おさいふケータイの通信方式は「FeliCa」と「NFC」がある。FeliCaは従来のおさいふケータイで使われていたもので、NFCは国際標準規格としてiPhoneをはじめ最近のスマホではよく採用されている規格である。
どちらも超近距離通信の規格でNFCという大きなくくりの中の一つとしてFeliCaがあるという感じ。
人によってはおさいふケータイは無くてはならないものなので、スマホが対応しているかどうかスペック表をしっかり見ておこう。
また、この機能が無いスマホ向けに、カバーを取り付けることでおサイフケータイ機能を付与できるものもあり、それらを利用するといった手もある。
案外これが一番大事?自分のしたいことをはっきりさせる!
ここまで色々な項目について説明してきましたが。結局のところどの機能が自分にとって重要かは人それぞれです。カメラ機能が大事な人もいれば、とにかく高性能なCPUを欲している人など様々です。
自分がスマホに何を求めているのか事前にしっかりと決めておきましょう。そうすることで無駄にいらない機能が付いている高いスマホを購入してしまうのを防ぐことができます。
見た目も大きなファクターだと思います。スマホは毎日使うもので、なおかつ人目につくものです。
なので時計や靴、バッグなどと同じようにファッションアイテムの一部と言っても過言ではありません。見た目に高いお金は払うのはそれはそれで良い判断です。
機能性、性能、見た目、重さ… いろいろあると思いますが、ぜひとも自分の思う一番いいスマホを選べるようになってほしいと思います。
この記事を書いたのもそのためです。
まとめ
いかがでしょうか。スマホにはいろいろなスペック項目があって、数字を見ただけではその意味がわからないことが多いです。特に基準が分からず、その数値がいいのか悪いのかが判断しにくいことが多いです。
私もそのような経験がしばしばありました。この記事はそんな経験から自分が忘れないようにするためにも1から整理して書いたもので、もしそれが少しでも人の役にたてたのなら幸いです。
自分にあったスマホを選べるようになることを祈っています。ぴィすま管理人より。