先日こんな記事を読みました↓
日本の新興メーカーが、SIMフリースマホを続々出している理由とは?|日経トレンディネット
この記事では昨今の格安スマホと呼ばれるロークラスのSIMフリースマホが立て続けに新興のメーカーから発表されたことの背景には「ODM」と呼ばれるスマートフォン製造メーカーの存在があると言っています。
ODMメーカーは「スマートフォンの設計や開発を請け負う」ことをなりわいとしているみたい。その存在のおかげで、ベンチャー企業やパソコンメーカーなど、スマートフォンの開発経験がない国内メーカーがSIMフリースマホを低価格で開発、発表できる様になっています。
つまりスマートフォン開発経験も何もない会社が新規参入でも自社ブランドのスマートフォンを発売することができるわけです。しかも低価格で。
なぜそのようなことが可能なのか?
スマートフォンも初代iPhoneが発売されてからすでに10年が経とうとしてます。
そのため、スマートフォン内部のCPUやモデム、ディスプレーなど構成する部品の汎用化が進んでいるのです。部品を入れ替えればスペックの違うスマホが簡単に作れてしまうのです。
これはちょうどBTOパソコンと同じですね。パソコンもCPUやメモリ、ハードディスクなど好きな性能の部品を組み合わせるだけで、意外と簡単に作れてしまう。これはパソコンを取り巻く部品の規格が時間をかけて統一されたからです。
スマートフォンも今、このような状態になりつつあるということですね。
今後SIMフリースマートフォンは見た目や使いやすさ勝負になる
このODMメーカーの存在によって、新しいSIMフリースマートフォンが続々と登場する可能性が大いにあります。
そうすると必然的に、スマートフォンの種類が多くなり、競争が激化します。
ただし、その競争というのは、スマートフォンの性能というよりも見た目や使いやすさに重点を置かれるものになると思われます。
なぜかと言うと、ODMメーカーの存在によって、中身の部品は皆共通のものを用いているためです。このため、スマートフォン自体の性能と価格は似たようなものになってしまうでしょう。
だから、これからのスマートフォンが勝負するところといえば、見た目と使いやすさしかないはずなのです。
これはユーザーにとって嬉しい事です。メーカーが切磋琢磨してくれて、良いスマホを発売してくれる事になるからです。
見た目勝負になってくるので、ユーザーにとっては、今よりも良い見た目の格安なスマートフォンが増えるでしょうし、
中身(ソフトウェア)部分で今よりもユーザーに配慮した使い心地のものが登場すると思われます。
そして、趣向の異なる様々なスマートフォンも登場してくるでしょう。
今でもありますが、よりお年寄り向けなものとか、よりカスタマイズ性のあるコアユーザー向けなものとか、ニッチな需要を捉えた機種が増えると思います。
まとめ
結局のところユーザーにとってはメリットしか無いです。楽しみに今後のSIMフリースマホ界隈を眺めているのが一番いいと思います。
新しいもの好きのぼくにとってもとてもうれしいニュースでした。
今後もぴィすまでは「これが良いぞ!」ってな感じのスマホがあればどんどん紹介していきます。
そしてぼくが特に気に入った機種は実際に購入してレビューや使い方の記事も書いていこうと思っています。よろしくお願いします。
これまでに紹介してきたスマホ一覧