auのガラケーを解約してきました。解約したケータイはこれです↓
以前から私はiPhone 6とガラケーの2台持ちをしていて、iPhone 6は格安SIMのOCN モバイル ONEのデータ通信のみで、ガラケーは一番安いプランで通話をできるようにしていました。
しかしそれも2つに分けておく必要性も無く2台持ちは持ちがこびも不便だしで、かつ通話をほとんどしないのにガラケーを持っていてもしょうがないので、au解約してMNPで格安SIM1本に統一しようと思ったのがきっかけです。
格安SIMって何?って人はこちらを読めばよく分かります→こんなにも安くなる!?格安SIMって実際どれくらい節約できるの?-格安SIM講座第1回-
結論から書いてしまうと解約は結構スムーズにいきました。
ショップ側の対応もよく、すぐに解約できました。たしか20分位で終わったかな。
せっかく解約してきたし、今後auの解約手続きに不安を覚える方などにどういう感じだったか知ってもらうために、解約手続きの実況レポートを書きたいと思います。
あくまで私の場合ですが、「どういった手順で行われたのか」や「戸惑ったところ」、「注意すべきところ」、「必要だった物」、「持っていったけど必要なかったもの」、「MNPの落とし穴(注意するところ)」などなど、ありのまま全てを書き記したいと思います。自分用のメモも兼ねてます。
目次
解約のために用意していった物・実際に必要だった物
au解約のために必要な物はネットのauサポートセンターのページにも書いてありました。
そこに書いてあったのは、
- 印鑑
- 本人確認のための証明書(原本)
- 解約する携帯電話本体
でした。
私は、これらの3つを用意してauショップに向かいました。証明書は健康保険証を持って行きました。運転免許証などでも良いみたいです。詳しくはサポートセンターを見ることをおすすめします。
でも、結論から言ってしまうと、今回必要だったものは「本人確認のための証明書」だけでした。
後で詳しく書きますが、最後の署名はタブレットにタッチペンでするだけで終わりましたし、携帯本体には店員さんは一切触りませんでした。
今の時代印鑑は必要ないのですね。au進んでますね(感心)。携帯本体は一応「これ解約したいんですけど」と言う時に店員さんに分かるように見せるということなら意味はありました。
ですが、一応みなさんが解約するときは上記の3つは持っていったほうが良いと思います。何があるかわからないので公式に書いてあることを第一にした方がいいです。
タッチペンでの署名がないところもあるかもしれませんし。
あと、更新月のことは調べておいたほうがいいです。私は事前に調べて更新月である月に解約に行ったので解除料の9,000なにがしは払うことはありませんでした。体験レポートの後に調べ方もおまけとして載せておくので参考にしてくださいね。
ちなみに、更新月じゃない月に解約して解約料を支払う場合でも、解約当日にお金を払うことはせずに、来月のauの通信料金の支払いと同時に自動で支払われます(徴収されます)。
なので、財布も解約手続きに持って行かなくても大丈夫でした。まあ、外に出る時は大抵は持っていくでしょうが。
ではここからau解約の体験レポートです。
私auのガラケーを解約します
auショップの中に入って、受付のお姉さんに「ご用件は何でしょうか?」と聞かれたので、開口一番、解約宣言をしました。受付のお姉さんはちょっと苦笑いでしたが、笑顔で応じてくれました。
「解約したいです」と言うと、「乗換えではないですか?本当に解約ですか?」というように念押しで2回確認してきました。
このときは「解約されるのはよっぽど嫌なのかな?」と思っていましたが、後から考えると「auを解約して何処かへMNP乗換えするのでしょうか?」と確認をとっているだけだったのだと思います。
解約するときMNP転出もせず完全に解約するのなら「解約します」とだけ伝えればよいのでしょうが、私の場合のようにMNPを行って格安SIMの音声通話SIMを利用しようと考えている人(Y!mobileなどでもそうだと思いますが)は「解約してMNP転出をして欲しい」と最初に伝えたほうがその後の手続きがスムーズになります。
何故こんな風に言うかというと、この後読めばわかりますが、私はMNPをせずに解約してしまう一歩手前まで一度手続きが進んでしまったからです。手続きをまた初めからするのは店員さんも自分も時間が余分に取られて煩わしいだけなので、要件は初めにはっきりと伝えましょう。
個人情報とアンケートを書きました
手続きの準備ができるまでちょっとした個人情報とアンケートを書かされました。
個人情報の内容は本名や生年月日、携帯の電話番号などです。
アンケートはauのサービスに関して知っているか、利用しているかなどを答えるやつで簡単なものでした。
真剣に答える必要は無いのかもしれませんが、なんとなくちゃんと考えて答えてしまう性が出てしまい少し時間がかかってしまいました。
手続き開始
アンケートを書き終わるのと同じくらいに「手続きの準備ができたのでこちらへお願いします」とテーブルへ催促されました。
3人がけのテーブルで手続きを行いました。テーブルはこんなかんじです↓
ここ何年かauショップには行ってなかったのですが、最近では受付窓口のみならず開け放しのテーブルでの手続きも行えるようになっているんですね。ちょっとした開放感があって良かったです。
貯まっていたポイントを約1万円のイヤホンと交換
手続きをはじめると、最初に「ポイントが貯まっているから、何かと交換できます」と言われました。
ショップの店員さんが言うにはポイント分は店内で購入できる商品ならなんでも交換できるみたいです。なおかつポイント上限までは商品を何個か組み合わせてもいいそうです。
結構ポイントが貯まっていたからなのか(私の場合1万ポイント強貯まってました)、商品が飾ってある棚へ移動して色々見せてくれました。
棚には
- iPhone 5やiPhone 6、Xperiaなどのケース
- スマホの画面保護フィルム
- モバイルバッテリー
- イヤホン、ヘッドホン(かなり高級なやつ)
- スピーカー(ワイヤレス式の小型のやつ)
などが陳列してありました。
どれも、なかなか値段が高く、一番安いiPhone 6のケースでも1,600円くらいのものからしかありませんでした(ケースは基本的に3,000円以上のものが多かった)。
私は1万ポイントほど貯まっていたので、どせならいいものを頂こうと思って、自分では普段買うことのない約10,000円のワイヤレスイヤホンをもらいました(一応ポイントで購入という形式、領収書みたいな紙ももらいました)。これです↓
まさかポイントで高級なイヤホンを手に入れることができるとは思っていなかったのでとても得した気分でした。元はといえばこちらが支払った料金についたポイントですがね…。
どうせもらえてもSDカードか何かだと思っていただけに、けっこう驚きました。
3万ポイント貯まっていたら、「beats」のヘッドホンだってもらえちゃいます。解約するときみなさんもポイントがたまっているといいですね。
手続きに戻る
商品をもらったら、また手続きに戻りました。席につきます。
手続き中は基本的にショップ店員さんがパソコン越しに何かやったり受付の裏とテーブルを行ったり来たりしていました。自分は何もすることがありません。
解約するガラケー本体を持って行きましたが、それには一切触れられず、持っていった意味はほとんどありませんでした。
「これ解約したいんですけど」という時に本体を見せながらのほうが話がスムーズに行くと思うので、その意味はありましたが。
手続き中は何もすることが無いので、店内を見渡したり、外を見たりしてボーっとしていました。
いざ解約でサインをするときに…
手続きが終わり、注意事項の確認(大したことは言ってませんでした)などをされ、後は署名を書くだけになりました。
ですが、この時MNPの転出をしたいのに最後の署名まで来てしまったことに気づきました。
やばいです。MNP転出の手続きをしていません。MNPしなければ格安SIMや他のキャリアにするにしても番号を引き継げません。
店員さんに「MNPはどうなっているんですか?ナンバーポータビリティ…、番号を引き継ぎたいんですが…」といったところ、店員さんは「えっ」と言うような表情をしました。
どうやら、MNPせず完全に解約すると思っていたみたいで、そのように手続きが進んでいたみたいです。最初に言った通り、自分がMNPに関することを言わなかったせいだと思います。
ここでMNPをするとわかったため、もう一度手続きを振り出しからやることになりました。ちょっと時間を無駄にしてしまいました。
MNP込みでもう一度手続きを初めから【MNPの落とし穴】
今度はMNPに関する手続きもしてもらいました。
さっきと同じように手続き中はやることがないのでボーっとしていました。
さっきと違ったのはMNPについての説明が間に挟まれたことだけでした。
ですがここで新事実が発覚します。
なんと、書類を確認しながら店員さんの話を聞いていると、「来月MNPの手続きを転入先で行うと、MNP解除料が1万円ほどかかります」と言うのです。
書類にはこう書いてありました↓
・MNP解約により、「誰でも割/誰でも割シングル」の年契約解除料が翌月請求の料金に加算されます。
今月MNP解約の場合0円(税込)、来月MNP解約の場合10,260円(税込)が合算されます。
どういうことかというと、つまりMNP予約番号の有効期限が残っているうちに、解約した月の翌月にMNPの転入手続きを他の事業者で行うと10,260円かかってしまうということです。
MNP転出手続きを行うと予約日を含めて15日間(auの場合)、MNP予約の有効期限が残っており、転入まで少しの間猶予があります。
ですが、その猶予にかまけて、月をまたいだ後に転入の手続きをしてしまうとお金取られてしまいますよということです。
私の場合は8月に解約手続きをしました。MNP予約番号も解約と同時に発行されるので、転入手続きを8月中に行う必要がありました。
翌月の9月に転入手続きを行うと10,260円かかってしまいます。
いや~あくどいですね。転出料金の2,160円払っているんですからそこまでしてお金を取らなくてもと思います。
でも仕方ないです。auの決まりですから。
というわけで、MNPをやるときは月のはじめから2週間以内にやっておくと有効期限内には必ず来月にならずに、絶対に10,260円徴収されることもありませんので、ぜひそうしてくださいね。
ちなみに…
auを解約したその場でお金を徴収されることはありませんでした。MNP転出料金、更新月でない場合の解約料などの支払わなければならないお金はauの通信料金を支払うときに同時に払うことになっていました。
なので、解約したその日にはお金は必要ありませんでした。
私は財布を持って行ったのですが、意味ありませんでしたね。
一応はイヤホンなどをポイントで購入するときに、現金を余分に支払えば、より高い物をポイントとあわせて買うことが出来るみたいです。
なので、もう少しで欲しい物がポイントで買えるという時は現金が必要になってくるので財布を持っていく意味はあります。
MNP転出も解約手続きも終わり署名をします
ポイントでイヤホンももらいましたし、MNPの転出手続きや解約手続きもボーっとして、見せられた書類を確認してハイハイと頷いていたらすぐに終わりました。
解約手続きの最後の方に、店員さんから「ちなみにどこに変更なさるんですか?」と聞かれて「格安SIMの~」と答えたらよく知らないようでした。
なんか店員さんがあまり納得していないようなので、付け加えて「でもまだハッキリとは決まっていません」と答えたら、「そうですか」と納得したように何かパソコンに入力していました。解約の理由と具体的にどこへ乗り換えるかをはっきりと聞き出さなければいけないようですね。
mineoというauの回線を借りている格安SIM事業者(MVNO)もあるのに、案外末端の従業員はそういうの知らないんだなぁとその時知りました(担当してくれた店員さんがたまたま知らなかっただけかもしれませんが)。
最後はタブレットとタッチペンを渡されて、電子的に直筆で「署名してください」と言われました。
タブレットに署名を書くなんて新しいですね。てっきり紙に手書きで本名を書いて印鑑を押すものだと思っていました。
署名を書きます。なれないタッチペンでの署名なのになぜか綺麗な字が書けました。「はらい」と「とめ」かも筆のようにさらっとビシッと気持よく書けたのを覚えています。最近のペンタブはスゴイ!と感心してしまいました。
タブレットに書くだけで終わってしまったので、とてもあっさりと終わりました。印鑑も必要ありませんでしたね。
auの解約手続きに必要なものとしてサポートにも印鑑が必要と書いてあったのに。
終わり際に「印鑑いらなかったんですね、サポート見て持ってきたんですが」と店員さんに言おうとしましたが、手続きはもう終了していたので、やめました。今思えば一応聞いておけばよかったなと後悔しています。
最後はイヤホンともろもろの書類を「au」と書かれた袋に入れてもらい、ショップの入口まで店員さんに付き添ってもらってから、袋を渡されて解約手続きの全てが終わりました。
MNPの場合、転入先で契約を行った後現在のauの契約が解約されるそうなので、解約手続き直後は実はまだメールをすることは可能です。アドレスは違うものに変わってしまっていますがね…。
これで、au解約の体験レポートは終了です。これが私が体験した全てです。思っていたより簡単であっさりと終わりました。この体験談が何かの参考になれば幸いです。
以下、「auの更新月の調べ方」や「au解約の後の格安SIMでの運用」について書いています。
【おまけ】auの更新月の調べ方(簡易版)
これでau解約の体験レポートは終わりですが、
ここからは、おまけとして「auの更新月の簡単な調べ方」と「au解約後のスマホ運用はどうしたか」を書きたいと思います。
まずは「auの更新月の簡単な調べ方」からです。
ここでは手順だけ書きます。画像付きで分かりやすく解説しているページは別にあります。ちゃんと知りたい人はこちらへ→【簡単】だれでもできる、auの更新月を調べる方法
auの更新月を調べる方法
- auお客様サポート(https://cs.kddi.com/)に行きます
- ログインします
- 「契約の確認・変更」をクリックします
- 「契約内容を確認/変更する」をクリックします
- 「ご契約情報」をクリックします
- 「料金割引サービス」という項目に次回更新年月が記載されています
誰でも割などの割引に加入した月が更新月となるので注意してください。記載されている更新月に解約に行けば解除料を払わなくて済みます。
【au解約後のスマホ運用】MNPをしてDMM mobileの音声通話SIMを開始する
さて、auのショップ店員さんはよく知らなかったようですが、私は結構格安SIMのこと知っているので、高速通信の音声通話SIMの中でも安いDMM mobileにMNPも利用して乗り換えます。
乗り換えるまでの電話が使用できなかった期間の話
MNP予約番号を発行したら、次の回線に乗り換えるまでは電話を利用することができません。
なので、auを解約してすぐ、DMM mobileの申し込みを行いました。
申し込んだ後2日後にDMM mobileのSIMカードが届き、即日APN設定を行って開通させました。
ということで、auを解約してからDMM mobileに乗り換えるまで2日しか経っていません。その間電話は使えませんでしたが、もともと電話をほとんどしない人間なので全く困りませんでした(MNPしたのは、あらゆる公共機関やサービスなどの書類に080の電話番号が書けるのと、受け専用に一応は持っておきたいためです)。
MNPで格安SIMに乗り換える場合はなるべく早く手続きをすることが、電話が使えない空白期間を埋める唯一の方法です。
申し込んだのでその手順を書いておきました→MNP転入でDMM mobileの音声通話SIMを申し込む手順の解説
SIMカードが届いてからAPN設定をして、実際運用を開始するまでの手順とちょっとした使用感はこちらで書きました→DMM mobileのAPN設定をiPhoneで行う手順と開通後の使用感
使用感
さて、実際にDMM mobileをiPhone 6にいれて使ってみました。
使用感的には上々です。速度も別に遅くありませんし。通話も安定しています。
試しに速度を測ってみました。

PING 77ms、ダウンロード 5.74Mbps、アップロード 4.87Mbps

PING 68ms、ダウンロード 11.89Mbps、アップロード 8.97Mbps
まあまあな速度が出ているのではないでしょうか。実用には十分に耐えます。
YouTube動画を見ても途切れることはありませんでしたし、最初の読み込み待ちもほぼありませんでした。
パズドラも遅延が全くなくできます。(動画がスムーズに再生できれば当たり前の話ですが)
ネットサーフィン(ブラウジング)も結構速いです。ストレスは感じませんでした。
電話番号もきちんと移行でき、通話も途切れること無くスムーズで、キャリアと全く同じでした。
LINEもきちんと使えますし、私が使う分には何不自由無く使えました。通信容量が1GBと少ないので、動画を見たりはできませんが、外で少しの調べ物やメールのチェック、カーナビなどの用途には十分です。
DMM mobileにして良かったです。
DMM mobileについての詳しい解説:MVNO・格安SIM徹底比較「DMM mobile」編
「具体的にはこのMVNO!容量別に格安SIMを比較検討した結果」の記事ではオススメなMVNOも紹介しています。DMM mobile以外の「いい」格安SIMってどんなのがあるのか知りたいという人はぜひ読んでみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。au解約について私が体験したことをありのまま全て書きました。
手続自体は結構あっさり終わって拍子抜けしました。
手続きを一度振り出しに戻してしまったこと以外は不備も全くありませんでしたし、ポイントで高いイヤホンももらえたしでちょっと嬉しかったです(元はといえばこちらが支払った料金のポイントですがね…、何か騙されてますね(笑))。
印鑑と携帯本体は解約手続き自体には必要ありませんでしたが、場所によって違うかもしれませんので、一応持って行くことをおすすめします。必要になって一度家に取りに帰るというのも面倒ですしね。
あと、解約するときに「MNPをするということ」は最初に店員さんに言っておいたほうがいいです。私みたいに手続きの最終段階になって、言い出して最初からやり直しというのも手間です。
皆さんは解約するときには注意してくださいね。
最後に、MNP転出をするつもりなら、月のはじめから2週間以内に行うと「落とし穴」にはまらなくて済むので、それも念頭に入れておいてくださいね。